■歯科医師になろうと思ったきっかけ
私の父は、公務員(海上保安庁)で全くの畑違いでした。最初は理系が得意だったのでエンジニアになろうと思ってました。
学校、塾、予備校、などで、色々な人と話しているうちに、何か手に職をもち、小さいながらも独立できる資格を取りたいと思いました。
たまたま手先が器用だったのと、絵画が好きだったので歯科医師がいいと思うようになりました。
私立は、とても学費が高く親に負担させられないので、公立の九州歯科大学に行きました。学生時代は、絵の先生のアトリエと、家庭教師に明け暮れていました。
今思えば、歯科医師は天職だったのかもしれません。
■開業にあたって・・・
今の場所で開業したのは、大学の先輩がクリニックを手放したからです。手放すくらいなので、最初は患者さんも少なく苦労しました。私のような若輩のところに来てくださる患者さんは、神様のように思えました。
先日あるセミナーで「患者さんは『ゲスト』として迎えてください。」と聞きましたがまさにその通りです。
■診療への思い
痛くない、やさしい治療を実践してます。特に初回の診察はほとんどの時間を、患者さんの話を聞くこと、説明に費やします。患者さんはいろんな「思い」を持ってきます。患者さんの性格、今までの治療歴、心身の状態、苦手なもの、価値観(時間・費用・審美性・機能など)を顧慮に入れて、「歯」だけでなくトータルでその人を理解して、今の状態、どういう治療が必要で、選択肢も平易な言葉で説明して行きます。
時にはカウンセリングが1時間に及ぶこともあります。なぜなら、この時間が、患者さんをリラックスさせ、治療のモチベーションを高めるのに大変役に立つのです。
特に、歯周病は本人が自覚しにくいので、二人三脚で治して行く必要があります。
説明をじっくりすることは、闇に光を当てるのと同じで、恐怖心の軽減に役に立ちます。
今日患者さんの要望は、多様化しており、いくつかの治療方法を提示して、患者さんに選択してもらうように努めています。一昔前は、大抵一方的な押し付けのような治療でした。それではお酒の飲めない人に無理にお酒を勧めているようなものです。人にはそれぞれ好みがあります。
私のところでは、その方の最も望んでいるものを提供しています。
■インプラント
世間に先駆けて、今の主流のチタンの骨性結合するインプラントを1993年から施術しています。まだインプラントという言葉が一般的じゃないころです。その第一号は、私の父でした。それは晩年の父の人生のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=人生の質)を上げて、随分親孝行してくれました。
その後沢山の学会・勉強会・最先端のインプラントについて学んで来ました。同時に毎日のようにオペを行い、さまざまな患者さんの骨の状態を見てきました。やはり経験は力で、GBR・サイナスリフト・オステオトームなどを使い、不可能といわれた方にもなるべくご期待に沿えるようにしています。
入れ歯から開放されて、「食べる」という喜びと、若さと健康を取り戻し、QOLを上げて差し上げるのは、歯科医冥利に尽きます。
いままでは、歯科医院に行くと歯を削る、神経を取る、抜く、など負の治療でした。
インプラントは歯のないところに歯を創る、創造的な治療です。歯が増えていきます。
例えば70代の方に20代の歯を創れます。そうすると顔立ちも若々しくなり、噛めると力もでます。また引きこもりがちだったのが積極的になり、おしゃれをして外出するようになります。
究極のアンチエージング、健康、長寿の源です。
私の趣味は、働くこと、学ぶことです。「働く」とは読んで字のごとく人のために動くことです。これからも末永くより多くの人のために、学び働きたいと思っています。
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